来月の節分に向け、和歌山県の熊野那智大社で、厄除けの「鬼面札」作りが進んでいます。
和歌山県那智勝浦町の世界遺産・熊野那智大社では、毎年この時期に、神職が那智の滝から汲み上げた水を使って墨をすり、一枚一枚、手作業で「鬼面札」を刷り上げます。
赤鬼、青鬼をしめ縄の中に封じ込めた珍しい図柄は、1969年に3代前の宮司が描いたもので、玄関などに貼ると、厄除けになると言われています。
鬼面札作りは1月いっぱい続き、刷り上げられた2000枚が、節分に祈祷を受けた参拝者に配られるほか、インターネットで1枚800円で授与されます。