闇バイトに応募し、盗まれた可能性があるものを保管したとして、滋賀県の会社員の男が逮捕されました。
盗品等保管の疑いで逮捕されたのは、滋賀県東近江市の会社員、東紫音容疑者(21)です。
警察によりますと、東容疑者は何者かに指示を受けて去年9月から10月にかけ、盗まれた可能性がある、紙幣を数える機械(混合金種紙幣計数機、時価約26万円)1台を自宅で保管した疑いがもたれています。東容疑者は警察の調べに対し容疑を認めています。
去年、県外で逮捕された別の特殊詐欺事件の容疑者の証拠品から、東容疑者が「闇バイト」に応募していたことを疑わせる通信のやりとりが見つかり、警察が捜査していました。
東容疑者は匿名性の高いSNSなどを使って、指示役らとやりとりをしていたとみられます。
特殊詐欺の「受け子」や「出し子」に関するやりとりも見つかっていて、警察は余罪を調べる方針です。
警察は、「即日」や「高額」をうたう怪しい求人広告には絶対に応募しないよう呼びかけているほか、応募してしまった場合も、警察相談ダイヤル(#9110)や近くの警察署などに相談してほしいとしています。