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「悪い人たちから情報を入手しても問題ないと…」神奈川県の男子高校生を逮捕 自作プログラムでクレカ情報不正入手か

ABCニュース 2025年1月21日 21時26分

 京都府警は21日、不正に入手した他人のクレジットカード情報を使って、ホテルの宿泊代金を支払っていたとして、36歳の男を逮捕したと発表しました。

 また、SNS上で自作したプログラムを使い、他人のクレジットカード情報を不正に入手していたなどとして、神奈川県の男子高校生を不正アクセス禁止法違反の疑いなどで逮捕したということです。

 電子計算機使用詐欺の疑いで21日、逮捕されたのは、住所不定無職の天野翔太容疑者(36)です。

 天野容疑者は去年3月、不正に入手した他人のクレジットカード情報を利用し、ホテルの宿泊代金3万1350円を支払った疑いがもたれています。

 警察によりますと、秘匿性の高いSNS「テレグラム」上で、クレジットカード情報を不正利用する技術を競うチャットグループがあり、天野容疑者はグループの管理者的な役割を果たしていたといいます。

 天野容疑者は警察の調べに対し容疑を認めていて「(同様の犯行を)100回以上繰り返していた」と話しているということです。

 また警察は21日、同じチャットグループに所属していた神奈川県に住む男子高校生(17)を不正アクセス禁止法違反と割賦販売法違反の疑いで逮捕しました。

 男子高校生は去年、テレグラム上で他人のクレジットカードの情報を不正に入手するプログラムを自作し、6件のカード情報を違法に収集した疑いなどがもたれています。

 警察によりますと、男子高校生が開発したプログラムは、テレグラム上でクレジットカードの情報を入力すると利用可能かどうか判定できる一方、入力した情報は自動的に男子高校生が入手できる仕組みになっていて、約7000件の情報が不正に集められていたとみられています。

 警察の調べに対し、男子高校生は容疑を認め「悪い人たちから情報を入手しても問題無いと思っていた」「大阪へ旅行に行くのに(情報を)使った」といった趣旨の供述をしているということです。

 京都府警は、他人にクレジットカード情報を伝えないよう、改めて注意を呼びかけています。

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