今年夏に実施される参議院選挙で野党候補を一本化するため、日本維新の会が野党間の「予備選」の制度案をまとめたことが分かりました。
「予備選」は全国に32ある1人区で野党の候補者を1人に絞るためのもので、与党と野党との一騎打ちの構図をつくる狙いがあり、去年12月以降、吉村洋文新代表のもとで具体的な方法を検討してきました。
関係者によりますと、制度案では公職選挙法が禁じる「事前運動」や「人気投票の公表」に抵触しないよう、候補者ではなく政党に対する世論調査を実施。さらに2024年10月の衆議院選挙での比例票と合わせてポイント化し、合計点の高い政党が候補者を擁立する、などの内容となる見通しです。
維新は22日にも制度案の詳細を発表し、全野党に呼びかける方針です。