「がん封じの寺」として知られる奈良市の大安寺で、「笹酒祭り」が開かれています。
大安寺の「がん封じ笹酒祭り」は、平安初期に即位した桓武天皇が、先代の光仁天皇の一周忌を営んだという故事にちなんだ恒例行事です。光仁天皇が境内の竹を切って器にして酒を飲んだところ、長生きしたという言い伝えをもとに、笹酒が振る舞われています。
23日も「がん封じ」や「無病息災」の祈祷のあとに、参拝客に笹酒が振る舞われました。
(来場者)「肺がんの手術が終わった翌年から今年来ている。健康で一緒に家内と暮らして行けるようにと思って」
大安寺の笹酒祭りは、拝観料800円で午後4時までです。