「金利ある世界」にまた一歩。日本銀行は、政策金利をこれまでの0.25%程度から0.5%程度へ引き上げました。これは約17年ぶりの水準です。
賃金の大幅な上昇が見込まれることなどが利上げに踏み切った要因です。
銀行預金の利息が上がれば家計にはプラスになりますが、心配されるのはやはり「住宅ローン」です。
(変動金利で返済中の人)
「まあしょうがないんじゃないですかね、世の中の流れだと思うので」
「できれば抑えてもらいたい。頑張って働くしかない」
(住宅購入を検討中の人)
「ファイナンシャルプランナーさんと面談したりして今後どうしていくか、ローンどれくらいだったらいけるかとか話はしている」
利上げに伴い不動産はどう影響するのでしょうか?
大阪市内に来年3月完成予定のタワーマンション「シエリアタワー中之島」は総戸数は364で、価格はなんと平均1億2000万円。それでも現在売り出している部屋は『ほぼ完売』だということです。
今のところ、利上げになっても大きな影響はないそうですが、懸念も…
(関電不動産開発・福本恵美社長)
「(利上げで)心配されている方もいらっしゃるので、そういった方には私どもでファイナンシャルプランナーや税理士にお願いして、資金計画を作成している」「うまくご購入いただけるように、しっかりサポートさせていただくということが大事だと思っております」