和歌山県教育委員会は、試験の監督料を着服したなどとして、50代の男性教師を懲戒免職処分にするなど、2件の懲戒処分を発表しました。
県教委によりますと、県立高等学校の58歳の男性教師は、2020年度から23年度に行われた検定試験の際、監督者に支払われるべき1万1000円の監督料のうち、6000円を監督者に支払い、残った5000円(1人当り)や欠席した監督への費用など、あわせて11万2000円を着服したということです。
また、この男性教師は外部団体からの支援金42万円を、自分が作った口座で保管するなど不適切に処理をしていたといい、県教委は24日付で懲戒免職処分にしました。
男性教師は「教材費に使おうと考えていた。後悔をしている」と行為を認めていて、県教委は「信頼を著しく失墜させたものであり、誠に遺憾」とコメントしています。
また、支援学校の61歳の男性教師について、去年6月、上履きを履き替える際に履き替えようとしなかった小学4年生の児童の膝やほほをたたくなどの体罰を加えたとして、戒告処分としました。