大阪・中之島で、認知症と介護する家族が直面する課題について考えるイベントが開かれました。
このイベントは、大阪大学の研究者らが企画したもので、去年、大阪・中之島にオープンした、新たな医療の研究施設で開かれました。
国によると、65歳以上の高齢者の8人に1人が認知症を患っているという統計が出ています。
イベントでは発起人のひとりである大阪大学の山川みやえ准教授が登壇し、認知症患者を介護する家族のケアが、重要な社会課題であると語りました。
また、認知症の専門医や実際に認知症の家族を介護している人らが登壇し、社会の現状、介護体験談などを語り、これから必要とされるケアのあり方について議論しました。
大阪大学は「認知症による生きづらさに伴走するプロジェクト」としてクラウドファンディングを実施していて、認知症患者とその家族をサポートする社会の実現を目指すということです。