先月、大阪市西成区の路上でベトナム人の男性が背中などを刺され大けがをした事件で、警察は新たに20歳のベトナム国籍の男を逮捕しました。
26日、殺人未遂の疑いで逮捕されたのは、ベトナム国籍のグエン・スアン・ハウ容疑者(20)です。
警察によりますと、グエン容疑者は先月27日夜、大阪市西成区津守の路上で、知人のベトナム人男性(25)の背中などを刃物のようなもので複数回突き刺して殺害しようとした疑いがもたれています。被害者の男性とグエン容疑者らは知人で、警察はグエン容疑者が男性を刺したとみています。
警察の調べに対し、グエン容疑者は「殺すつもりはありませんでした」と容疑を否認しているということです。
事件をめぐっては、1日に男女2人が殺人未遂の疑いで逮捕され、女性は処分保留で既に釈放されています。警察はグエン容疑者らと男性の間に金銭トラブルがあったとみて、捜査をすすめています。