通話しながらのＡＴＭ操作を禁止とする方針です。
大阪府では、去年の特殊詐欺の被害額が過去最多となる見通しで、府は被害を防ぐために条例の改正を検討していました。
府は２７日、６５歳以上の人に対し携帯電話で通話しながらＡＴＭ操作することを禁止する方針を固めました。金融機関には詐欺被害のおそれがある場合、通報する義務を課します。
（吉村知事）「一歩踏み込んだ条例にはなりますけれども、理解を求めながら、高齢者の大切な老後の資金を守るという条例の趣旨を全うすべく進めていきたい」
また、過去３年間ＡＴＭから振り込みをしていない７０歳以上の利用者に限り、振り込み上限額を１０万円に設定することも盛り込まれます。
条例の改正案は議会での協議を経て、８月から順に施行される予定です。