大阪・関西万博を前に次世代の旅客船が初めてお披露目されました。
岩谷産業が運航する水素燃料電池船の「まほろば」は、全長33メートルの2階建てで、二酸化炭素を排出せず、音や振動が少ないのが特徴です。
(島田大記者)「中はガラスばりで、開放的な空間が広がっています。この船で万博会場まで行けるということです」
「まほろば」は、大阪・関西万博の会期中、大阪市の中心部・中之島からUSJ近くのユニバーサルシティポートを経由して、会場の夢洲まで、最大150人を乗せて移動します。
(岩谷産業・水素本部の佐野雄一さん)「大阪・関西万博という大きなイベントでこの船を動かすことで、水素のエネルギーとしての可能性を大きくアピールしていきたいと思ってる」
週3日、客を乗せて運航する予定で、水素燃料電池船の旅客運航は、国内で初めてだということです。