36人が犠牲になった京都アニメーション放火事件で、1審・京都地裁判決に対する控訴を取り下げ、死刑が確定した青葉真司死刑囚（46）の弁護人が、大阪高裁に取り下げ無効を申し入れる書面を提出しました。
1審では、青葉死刑囚は起訴事実を認めた上で、京アニに応募した小説が盗用されたと思い、京アニに恨みを抱くようになったと説明。刑事責任能力が争点となりました。1審の京都地裁は去年1月、青葉死刑囚の完全責任能力を認め、死刑を言い渡しました。その後、弁護側と青葉死刑囚本人が控訴していました。
今月27日付で、青葉死刑囚が控訴を取り下げ、死刑判決が確定していました。
大阪高裁によりますと、弁護人が控訴取り下げの無効を申し立てる書面を提出し、30日付で高裁が受理しました。