「今牛若丸」の名でファンに愛され、1985年には監督としてタイガースを初の日本一に導いた吉田義男さんが、3日、脳梗塞のため亡くなりました。91歳でした。
京都府出身の吉田義男さんは、立命館大学から1953年にタイガースに入団。167センチと小柄ながら、俊敏で華麗な守備で「今牛若丸」の名で親しまれました。選手としてはショートとしてプロ野球記録となる、9度のベストナインを受賞。
1969年に引退するまでの17年間で、2007試合に出場し、最多安打を1回、盗塁王を2回獲得しました。引退後の1975年には、タイガースの監督に就任。1985年にはタイガースを初の日本一に導きました。
1987年に背番号「23」は阪神の永久欠番に。1992年には野球殿堂入りを果たしました。近年は野球評論家として、テレビ・ラジオ中継で活躍していました。