岸田前総理大臣の近くに爆発物が投げ込まれた事件で、被告は「けがをさせるつもりはなかった。申し訳ない」と謝罪しました。
木村隆二被告(25)は、おととし和歌山市で選挙遊説中の岸田前総理の近くに手製の爆発物を投げ込んだなどとして、殺人未遂など5つの罪に問われています。
木村被告はこれまでの裁判で、「殺意はありません」などと起訴内容を一部否認しています。
6日に行われた被告人質問で木村被告は、点火から爆発まで時間がかかる構造にした理由を「1分くらいあれば誰でも逃げられると考えた」と述べました。
また、爆発で聴衆と警察官の2人がけがをしたことについて「けがさせるつもりではないが、結果としてけがをさせてしまって申し訳なく思っています」と謝罪しました。