去年7月、京都府精華町の小学校で窓ガラスの清掃中に作業員の女性が転落しその後死亡したことを受け、京都南労働基準監督署は7日、女性が勤めていた会社などを労働安全衛生法違反の疑いで書類送検したと発表しました。
京都労働局によりますと、去年7月、精華町の山田荘小学校で、校舎の3階窓ガラスの清掃に当たっていた女性(当時36歳)が転落し、その後死亡しました。
学校は夏休み中のため、生徒に影響はありませんでした。
事故を受け労基署が調査したところ、女性は当時、命綱をつけずに建物の外壁にあった25cmほどの出っ張りの上で作業していたことが判明したということです。
京都南労基署は7日、高所作業車の利用や足場の設置など転落の防止策を取らなかったとして、女性が勤めていた会社と現場責任者(男性・39歳)を労働安全衛生法違反の疑いで書類送検しました。
労基署は、会社や現場責任者の認否を明らかにしていません。