京都府内の小学校に勤務する男性教諭が児童ポルノの動画ファイルを所持していたとして、京都府教育委員会はこの教諭を懲戒免職処分としました。
処分を受けたのは、京都府内の公立小学校に勤務する55歳の男性教諭です。府教委によりますと、男性教諭は2004年ごろから去年にかけて、児童ポルノにあたる動画ファイルを所持していたということです。
男性教諭は去年6月に警察の聴取を受けた際に所持を認め、自宅の私用パソコンやハードディスクから児童ポルノと疑われる動画ファイルがおよそ300件見つかりました。警察はこのうち5件の児童ポルノ動画を所持した疑いで、男性教諭を書類送検し、検察は去年12月に起訴猶予での不起訴処分としました。
男性教諭は、2004年ごろにファイル共有ソフトで児童ポルノを含むアダルト動画の収集を始め、一度やめていたものの、2020年頃から再開していました。
府教委の調査に対し、男性教諭は、「ご迷惑をおかけしました。恥ずべきことで、関わっていただいた人や子どもたちに対して申し訳ない気持ちです」と話しているということです。