大阪市は、道頓堀のグリコの看板下の遊歩道通称「グリ下」の一部に、万博期間中、塀を設置すると発表しました。
大阪・道頓堀にあるグリコの看板下エリア通称「グリ下」には、学校や家庭などに居場所のない若者が集まり、犯罪に巻き込まれるケースが増えていて、大阪市は、おととしから府や警察、地元商店会、支援団体と「グリ下会議」を開き、支援策などについて話し合いを進めてきました。
市は7日、観光客が多く集まる大阪・関西万博の期間中の対策として、戎橋の下に高さ2mの仮設の塀を建てると発表しました。若者たちが座り込み、滞在する場所をなくすための取り組みで、歩行者が通行するスペースは残されます。
万博後は鉄製の三角パネルを並べることで、橋の下に人が滞留できないようにする方針です。横山市長は「若い人たちが集まり、犯罪に巻き込まれてしまう場所のようなイメージにならないように対応していくことが重要だ」と話しました。