奈良県大和郡山市の川で、県警の男性警部が溺れ、心肺停止の状態で病院に搬送されました。男性は散歩中に、川に転落した飼い犬を助けようとしたとみられます。
午前11時50分ごろ、大和郡山市を流れる富雄川で、飼い犬と散歩をしていた県警留置管理課次席の男性警部(57)が溺れ、一緒にいた家族が消防に通報しました。
警察と消防によりますと、男性は川の中に沈んだ状態で見つかり、心肺停止の状態で病院に搬送されました。
飼い犬は大型で、川の中で見つかり引き上げられましたが、反応はなかったといいます。
犬にはリードが付いていて、男性は散歩中に川に落ちた飼い犬を助けようとして自ら川に入り、溺れたとみられます。
男性の発見場所近くの川の流れは緩やかでしたが、下流でせき止められ、水深は2メートルほどあったということです。