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「悪質なテロ行為」検察が懲役15年を求刑 岸田前総理襲撃事件 木村被告は否認していた公選法違反については認める

ABCニュース 2025年2月10日 12時34分

 岸田前総理の演説会場に爆発物を投げ込んだとして、殺人未遂などの罪に問われている男の裁判員裁判で、検察は懲役15年を求刑しました。

 木村隆二被告(25)はおととし、和歌山市で選挙遊説中の岸田前総理の近くに、手製の爆発物を投げ込んで2人にけがをさせ、街頭演説を妨害したなどとして、殺人未遂や公職選挙法違反など5つの罪に問われています。

 これまでの裁判で木村被告は「殺意はありません」などと、起訴内容を一部否認しています。

 10日の裁判では、追加の被告人質問が行われ木村被告は、これまで「選挙が行われているとは知らなかった」と否認していた公職選挙法違反について、一転、認めました。

 検察は、「自分の主張を通すため多数の人を巻き込んだ悪質なテロ行為」「民主主義の根幹を揺るがす犯行だ」として、懲役15年を求刑しました。

 判決は19日に言い渡されます。

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