不正に入手した他人名義のクレジットカード情報で、宿泊施設を予約し宿泊したとして36歳の男が逮捕されました。不正な予約は少なくとも合計で54泊、約145万円分にのぼるとみられます。
電子計算機使用詐欺の疑いで逮捕されたのは、住居不定、職業不詳の藤山浩至容疑者(36)です。
藤山容疑者は去年6月、大阪市浪速区内の宿泊施設で、スマートフォンから宿泊予約サイトにアクセスし、不正に入手した他人名義のクレジットカード情報で予約をし、宿泊した疑いが持たれています。
藤山容疑者は、警察の調べに対し「覚えていません」と容疑を否認しています。
警察によりますと、藤山容疑者は少なくとも11人分の他人名義のクレジットカード情報を使い、去年5月から11月までの間に、全て大阪市内のホテルに54泊分(約145万円分)の予約をし、実際に自身が宿泊していました。
警察はスマートフォン53台やノートパソコン2台などを押収していて、藤山容疑者は複数のスマートフォンを使って予約していたとみられています。
警察はクレジットカード情報の入手方法や、ほかにも不正な予約をしていたとみて詳しく調べています。
藤山容疑者は去年11月に覚せい剤所持の疑いで逮捕され、その後、使用の罪で起訴されています。