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就職活動が本格化 今年も売り手市場の中…合同説明会開催

ABS秋田放送 2024年6月4日 19時29分

大学生の就職活動が本格的に始まっています。

政府のルールでは、採用活動は今月1日に解禁となっていて、これに合わせて秋田市で合同就職説明会が開かれました。

ただ、選考開始を早めている企業もあり、参加した学生は「焦りはあるものの、自分が入りたい企業を探したい」と話していました。

県と秋田労働局が開いた合同就職面接会には、来年3月に卒業・修了する学生約100人が参加しました。

学生にPRしようとブースを設けたのは、県内を中心とした208の企業や団体です。

県によりますと、慢性的な人手不足を背景に、学生優位の売り手市場が続く中、コロナ禍における制限もなくなり、人材確保に意欲的な企業が増えています。

早期の人材獲得を目指し、採用選考活動を早める企業も多くあります。

民間の研究機関・リクルート就職みらい研究所によりますと、先月15日時点の大学生の内定率は78.1%と、多くの学生がすでに内定を得ています。

内定率は去年の同じ時期よりも6ポイント増えていて、この5年間で見ても増加傾向にあり、企業の人材の確保は厳しさを増しています。

学生

「少し焦りもあるんですけど、最終的に自分の就きたいところを探して就ければ、遅かれ早かれでもいいんではないかと思います」

「すでに内定を受けているという話を聞くこともありますけれども、私自身は自分のペースで就職活動を進めたいなという気持ちがあるので、今回もこの会に参加してたくさんお話を聞ければいいなという風に思っております」

「私、IT系のほうにすごく興味がありまして、いろいろ悩んでる最中でして、例えば誘われて会社の説明を受けてみて、この会社も面白そうだな、みたいな感じで、こういうものがあるんだな、みたいな、新しい発見など見付けることができました」

県は、経済的な負担を軽減するため、大学を卒業し県内企業に就職した人に対し、奨学金の返還を助成する制度を設けていて、県内就職率の向上を目指しています。

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