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穂積市長 新スタジアム建設候補地 八橋は「有力」 建設期間中の代替地問題にも言及

ABS秋田放送 2024年7月1日 19時4分

秋田市の穂積市長は、新たなスタジアムの建設候補地として、「一つの選択肢」と言及していた、八橋運動公園内が、建設場所として有力であると、一歩踏み込みました。

建設期間中に、いまある施設の代わりになる土地や駐車場などの確保が課題になる可能性がありますが、穂積市長は、現在利用頻度が低い施設や、旧・秋田市文化会館の跡地などを活用することを検討していると説明しました。

新たなスタジアムの建設場所や、工事を始める時期をめぐる議論が焦点のひとつだった、秋田市議会の定例会は、1日が最終日でした。

約1か月間続いた議論を終えた安堵感からか、議場に入ってきた穂積市長は、座席につくと、わずかに笑みを浮かべていました。

1日は、市民が提出した市の事業や政策への様々な要望を、市や市議会として具体的に議論するかどうかを決めることが主な議題だったため、穂積市長が発言したのは、締めくくりの場面だけでした。

穂積市長

「今後の市政運営に対する議員各位のなお一層のご理解とご協力をお願い申し上げ、閉会にあたってのあいさつといたします」

議会ではわずかな発言にとどまりましたが、終了後に報道機関の取材に応じた穂積市長からは、一歩踏み込んだ発言がありました。

記者

「八橋かなり有力ですか」

穂積市長

「うん、八橋が一番有力だと僕は思っているけれども」

約1か月前に「一つの選択肢」として挙がった候補地が、早くも有力候補地に。

建設計画が不透明となっている、新たなスタジアムについてです。

八橋地区では、過去に、既存の施設の土地を使って建設する案が浮上していました。

ただ、秋田市は、建設場所になる施設の代わりになる場所・代替地の確保が難しいという理由で、八橋地区の案を見送っていました。

穂積市長は、公園内にある利用頻度が低い施設や、新たに確保できる土地を活用すれば、建設期間中の代替地や駐車場が確保できる可能性があると説明しました。

穂積市長

「僕もいま相撲連盟の顧問なんだけどね、秋田市の。相撲場もほとんど使わなくなって、あそこは廃止してもいいということになってきた。駐車場も必要になるけれども、文化会館がなくなることによって、ああいった駐車場的な問題も、向こうに移すことによって、より使えるスペースが増えてくるんではないかというのが頭の中にあるんで」

自らのアイデアは饒舌に語った穂積市長でしたが、スタジアムやほかの施設をどう配置するかや、外旭川地区で建設するよりも、着工時期が早くなるかどうかは、検討中という説明にとどめました。

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