任期満了に伴う八郎潟町の町長選挙が告示されました。
新人と現職の2人が立候補し、一騎打ちの選挙戦が始まりました。
投票は来月1日に行われ、即日開票されます。
八郎潟町長選挙に立候補したのは、届け出順に、町議会議員を務めていた新人の加藤千代美氏80歳と、5期目を目指す現職の畠山菊夫氏70歳のいずれも無所属の2人です。
加藤千代美 候補
「日本に通用できるような子どもを育てる。そしてその育てた子どもが、私たち親が社会教育の中でしっかりと養っていく。これが私が一丁目一番地に考える問題です」
学校に留まらない社会教育の充実や、地域おこし協力隊の活用など、いまの町政が取り組んでいない施策の実現に意欲を示す加藤氏。
前回2020年の町長選挙に続き、2度目の立候補です。
畠山菊夫 候補
「雪の少ない、農業災害が少ないということで、私は全県一、この地は農業の取り組みやすいところだと思っております。良さを生かしながら取り組んでいかなければいけないと思います」
エダマメやネギといった収益性の高い作物の栽培拡大など「稼げる農業」の実現を訴える畠山氏。
JR八郎潟駅前の整備や町役場の新庁舎建設など、4期16年の実績をアピールし、支持を集めたい考えです。
少子高齢化が進む中、八郎潟町では、若い世代が地元に定着できる町づくりの推進や、農業の担い手の確保・所得の向上などが主な課題となっています。
また、中心市街地の活性化も課題のひとつです。
2017年に町が設置した複合施設と商店は、NPO法人の経営が安定せず、去年11月で営業を休止していて、近くに買い物をする店がない、いわゆる“買い物弱者”への支援策も争点のひとつです。
現職と新人、一騎打ちとなった八郎潟町長選挙。
5日後の来月1日に投票が行われ、即日開票されます。