サッカー明治安田J2のブラウブリッツ秋田のクラブハウスが完成間近となり、29日、内部が公開されました。
J1やJ2の参加資格・クラブライセンスの条件にもなっている待望の施設で、選手たちも大興奮でした。
廣田裕司アナウンサー
「潟上市にあるブラウブリッツの練習場です。名門クラブは当たり前のように持っているクラブハウスがあれば、チーム練習後にすぐに筋力トレーニングできたり、すぐに食事がとれて疲労回復につなっがたり、あるいは体のケアや取材対応と、いろんなことがすぐにできるようになります。なんてしゃべっていたら、もう着きました、徒歩20秒の好立地、こちらが今年クラブ15周年を迎えるブラウブリッツの待望のクラブハウスです。立派ですね」
3月に工事が始まったクラブハウス。
29日は、吉田謙監督や選手たち、それに報道機関に内部が公開されました。
建設・整備費は約3億8000万円。
建設資材などの高騰で、当初の見積りを大きく上回りましたが、企業版ふるさと納税やクラウドファンディングで多くの支援が集まりました。
在籍7年目 中村亮太 選手
「待望ですね。最高じゃないすか。150点ぐらい!」
建物の中には、トレーニングルームやミーティング専用の部屋のほか、選手同士がコミュニケーションをとれるスペースなども用意されました。
しっかりと強化しながらも「一日過ごせる場所」を目指したというブラウブリッツ。
J1やJ2の参加資格・クラブライセンスの条件にもなっているクラブハウスの完成により、選手たちは、よりサッカーに集中できる環境が整いました。
諸岡裕人 主将
「こうやって与えてもらうばかりでなくて、自分たちが結果で応えていかないと、クラブハウスを意味あるものにしていかないといけないと思うので。ピッチで結果を出せるのは選手だけだと思うので、そこの責任はあると思うので。しっかり目標のトップ6(6位以内)に届くように残り10試合しっかりがんばりたいと思います」
吉田謙 監督
「クラブハウスはトップチーム強化の拠点である。そしてアカデミー選手の育成の場、そして地域のコミュニティ、この3つ、秋田にとって素晴らしいものだと思います」
食堂やトレーニングルームは一般にも開放する時間が設けられるほか、こども食堂も開催される予定です。
クラブハウスは来月5日に選手たちの利用が始まります。