先月31日、大仙市で、全国花火競技大会・大曲の花火が開かれました。
夜空を彩る色鮮やかな大輪、そして夏の花火としては初めてドローンを使ったショーも披露され、県の内外から訪れた多くの観客を魅了しました。
31日、午後2時半ごろ。
花火大会の会場、雄物川の河川敷に続々と人が集まり始めました。
観覧席は、今年、去年より1万席多い約10万席が用意されましたが、すべて完売でした。
日本三大花火のひとつに数えられる、大曲の花火。
期待を膨らませ、毎年県の内外から多くの観客が会場に足を運びます。
日中は雨が降ったりやんだりの天気で、花火への影響が心配されましたが、陽が傾くにつれ、天気は回復していきました。
夜花火の直前、夏の花火としては初めてドローンを使ったショーが披露されました。
夜空に浮かんだのは、ディズニーのキャラクターたち。
音楽に合わせて約1500機のドローンが、観客を、ディズニーの名作の世界へと誘いました。
そして、辺りがすっかりと暗くなった午後7時過ぎ。
全国の花火ファンが待ち望んだ夜花火が始まりました。
同心円状にきれいな円を描く日本の伝統的な花火、「芯入り割物」。
続いて、色や形などに花火師の個性がみえる「自由玉」。
そして、音楽とともに花火が次々と打ちあがる、大曲が発祥の「創造花火」。
全国から集まった28の花火業者が、日本一の座をかけて、職人技を凝縮した作品を打ち上げました。
一番の見どころ、大会提供花火の今年のテーマは「THE GREATEST SHOW」。
7月にカナダで行われたモントリオール国際花火大会で銅賞に輝いた作品をさらにレベルアップさせたもので、約5分間、幅900メートルにわたり、約2000発の花火が打ちあげられました。
8月最後の日の夜空を背景にした、光と音の共演。
視界いっぱいに広がる花火を、今年も多くの人が堪能しました。
なお、今年は大仙市の小松煙火工業が、総合成績の第1位・内閣総理大臣賞に輝きました。