春のセンバツ甲子園につながる高校野球・秋の県大会が、先月31日に開幕しましたが、大会序盤から雨の影響で、日程が乱れています。
2日に予定されていた2回戦7試合のうち1試合が順延、2試合は継続試合となりました。
終了した4試合のうち、センバツ甲子園に出場経験がある能代松陽と秋田の試合は、1点を争う白熱の展開となりました。
センバツ甲子園につながる、秋の県大会。
過去5回、センバツ出場の秋田と、おととしの春、センバツに出場した能代松陽が初戦の2回戦で対戦しました。
秋田は1回表、1・2番の連打でいきなり3塁・2塁のチャンスを作ると、4番・渡部堅太のピッチャー返しがグラブをはじき、この間に先制のランナーが還かえります。
さらにチャンスで5番の佐野。
レフト前タイムリーで追加点。
秋田が初回に2点を先制します。
追う能代松陽は2回裏、シングルヒット3本で2アウト満塁のチャンス。
第1打席ヒットを放った1番・鈴木。
2人をかえし、能代松陽、同点に追いつきました。
さらに能代松陽は5回裏、同点タイムリーの鈴木が3打席連続のヒットで出塁します。
ここで仕掛けたヒットエンドランが成功し、2アウトながら3塁1塁。
打席には2打席ノーヒットの4番、キャプテンの菊地。
うまくライト前に運び、逆転に成功します。
能代松陽は5回からマウンドにあがったピッチャー小森がランナーを背負っても要所を締め、得点を許しません。
試合は1点差のまま最終回へ。
追いかける秋田も粘りを見せます。
ヒット2本で同点・逆転のランナーを出しますが、最後はダブルプレー。
ノーエラーで接戦をものにした能代松陽が3回戦進出です。
能代松陽 菊地瑛太 主将
「とにかく目の前の試合に集中して、新チーム始まってから練習でやってきたことをそのまま試合で出せるようにがんばっていきたい」
そのほか2日は、3試合が最後まで進みました。
大曲農業は最終回に2点を返しましたが、一歩及ばず。
由利が逃げ切りました。
秋田修英、秋田中央がそれぞれコールド勝ちです。
2日は2試合が試合途中の雨で中断し、続きは3日以降の継続試合となりました。
本荘 対 横手は、試合開始前に順延が決まりました。
今年から秋の県大会は「1度負けたら終わり」ではなく、敗者復活トーナメントに回り、そこからでも優勝できる可能性が残っています。