県は、大雨からの災害復旧を柱とした総額149億円あまりの補正予算案を県議会に内示しました。
被災した農家の経営再建や施設の復旧に取り組みます。
また、市街地などでクマに襲われけがをした人に見舞金を給付する事業費885万円を盛り込みました。
県が内示した補正予算案は、一般会計の総額で149億2800万円あまりで、今年7月の大雨で被害を受けた農地や道路などの復旧費用や、被災者・事業者への支援が140億7600万円あまりと大半を占めています。
また、去年、県内で過去最多となる70人がけがをした、クマによる人身被害を受け、県は、被害者に見舞金を給付する事業費として885万円を盛り込みました。
死亡した場合、遺族に30万円、負傷者には10万円で、けがの程度が重い場合には20万円の見舞金を給付します。
市街地などで襲われた場合が対象で、クマの生息域とされる山林や、クマの目撃・被害が相次ぎ、市町村が立ち入りを制限した区域の中でけがをした場合には対象外にする方針です。
補正予算案を審議する県議会の定例会は、今月9日に開会します。