生徒が進路を考えるきっかけにしてもらおうと、横手市の高校で、実際に工事をする授業が行われました。
学校の敷地に自分たちも使う階段を作り、建設業の魅力に触れました。
工事の体験授業は、将来の進路を考えるきっかけにしてもらおうと、平鹿建設業協会と横手清陵学院が企画しました。
総合技術科・建設コースの2年生14人が、協会の女性部などの指導のもと、学校敷地内で挑戦したのは、木製の階段の設置です。
工事をした駐輪場とグラウンドの間にある斜面は、生徒が安全に行き来できるよう、階段の設置が望まれていた場所です。
設計図に合わせて距離を測ったりスコップで土を掘ったりしながら、丸太を地中深くまで打ち込み、階段を作っていきました。
生徒たちは 工事を通してものづくりの楽しさを体感したようでした。
男子生徒
「すごい暑くて力仕事で大変だったんですけど、結構階段の段数的にもたくさんできたので、達成感結構あります」
男子生徒
「杭を打つところだったりとか難しかった部分はあったんですけど、人のためになる仕事は自分のためにもなるので良いことだと思います」
平鹿建設業協会 女性部 石田ののかさん
「教科書を見てとかっていう授業だけではなくて、実際に自分たちの手で作ったり機械を触ったりすることが楽しいと思ってもらえるとうれしいと思います。もっと若い人に入って来てもらって、元気のある建設業になればいいかと思います」
自分たちの作った階段が、生徒みんなの役に立つという貴重な経験をした生徒たち。
学校では、今後も様々な学習を通して、生徒の進路指導につなげていく考えです。