「かづの北限の桃」の主力品種、川中島白桃の収穫がピークを迎えています。夏場に気温が高かったことに加えて、適度に雨が降ったことから、糖度が高く、例年よりも大きく仕上がったということです。
鹿角市十和田大湯の佐藤一さんの果樹園では、先月30日から「かづの北限の桃」の主力品種、川中島白桃の収穫が始まりました。今年は雪解けが早く開花も早かったことから例年よりも1週間ほど早く収穫が始まったということです。
鹿角の地域のモモは全国で最も遅い時期に市場へ出荷されることから、「北限の桃」としてブランド化されています。糖度や色、それに大きさの基準を満たしたものだけが北限の桃として出荷されます。
佐藤一さん
「雪が極端に少なかったりで心配したんですけれども、モモにとってはいい気候であったのかなと思っています。いい品質のモモが収穫時期を迎えて、よかったなと思っています」
今年はモモが特に成長する7月末から8月の気温が高かったことに加え、適度に雨が降ったことから糖度が高く、例年よりも1回りほど大きく仕上がったということです。
糖度の基準は10.5度以上ですが。佐藤さんの果樹園でとれるモモは平均で13度ほどになるということです。
佐藤秀果園 佐藤一さん
「『北限の桃』本来の酸味と甘さのバランスの取れた食べ応えのある濃厚な味を味わってもらえると思いますので、ぜひ手にとってもらいたいなというふうに思っております」
佐藤さんの果樹園では今週が収穫のピークで、直売所のほか首都圏や県内のスーパーなどに出荷されます。