特定外来生物に指定されているセアカゴケグモが県内で初めて発見されました。県内で繁殖している可能性は低いとみられていますが、かまれると痛みや腫れなどの症状が出る毒を持っているため県が注意を呼びかけています。
丸いからだ、背中に赤い縦線模様が特徴の特定外来生物セアカゴケグモ。これまで秋田と青森では確認されていませんでしたが、先月31日に横手市内の自動車販売店で体長約1センチのメス2匹が発見されました。
県によりますと2匹は県外から輸送されてきた自動車のボンネットの中で見つかり、すでに従業員が駆除しています。
県は、車の中や店の周辺でほかには確認されなかったことから、セアカゴケグモが県内で繁殖している可能性は低いとみています。
セアカゴケグモはオスは体長5ミリほどでメスが1センチほどです。大きさに違いがありメスのみが毒を持っています。
かまれると痛みや腫れなどの症状が出るため県は、決して素手で触らないよう注意し、見つけた際はすぐに県や市町村に連絡するよう呼びかけています。