去年7月の記録的大雨で氾濫した太平川の改修工事が年内にも本格的に始まるのを前に、6日、関係者が安全を祈願しました。
川沿いの住民からは、一日でも早い工事の完了を望む声が聞かれました。
去年7月の記録的大雨で、秋田市では6109棟の住宅が浸水するなどの被害を受けました。
このうち7割あまりに及ぶ4350棟が、氾濫した太平川の流域にあります。
この太平川の改修工事は、被害の調査や予算の確保、県と施工業者の調整などを経て、年内にも本格的に始まる見込みです。
6日は県と工事関係者が安全を祈願しました。
川沿いの住民は、工事の完了を待ち望んでいます。
住民
「河川敷の皆さん、不安、雨降るたびに不安に思っているんですね。そこ辺りを考えると、なんぼでも早く一年でも早く終わらせてもらいたいと思ってます」
「ここもそこもすごい木々とそれから土砂がたまったところで相当、段差があるようになったからね、それを排水、排土してくれるっていうことで、まず本当助かるっすよな」
秋田市の中心部を流れる4.6キロの区間で掘削や護岸の整備が進められる、太平川の改修工事。
県 秋田地域振興局 建設部 鳴海勝哉 部長
「住民の心の痛みに寄り添っていかなければならないなというふうに感じております」
「一日も早い河川改修が進めばいいなというふうに思っておりますので、我々もそのつもりで施工会社の方々と一緒に取り組んで進めていきたいというふうに考えております」
工事区間の下流側では、2027年度までに、上流側では2028年度までに工事が完了する予定です。
195億円を投じて行う事業がこれから本格的に始まります。