プロと同じ、硬式のボールを使う中学野球の大会が大仙市で開かれました。中学硬式野球を盛り上げようと、能代出身のあの元プロ野球選手が企画しました。
「皆さんおはようございますがんばってください」
大仙市の野球場で中学球児のプレーを見守っていたのは能代出身の元プロ野球選手山田久志さんです。全国に5つある中学硬式野球のリーグのうち「ヤングリーグ」の会長を務めています。
山田さんは今回、地元・秋田で中学硬式野球をさらに盛り上げようと「山田久志杯」を初めて開きました。
山田さん
「必死なって、プレーして、勝ちに向かっていくっていう、その一つ一つのプレーを見てるのは、選手には申し訳ないけど楽しいよね。楽しい、ほんとに。必死さが伝わってくるから。こういう野球をやっていけばおそらく選手たちは、成長していくんだと思うんですよ」
7日と8日の2日間、県の内外から8つのチームが出場して熱戦を繰り広げました。
使うボールは高校野球やプロ野球と同じ、硬式のボールです。
中学校の部活動は軟式野球ですが、硬式野球を選ぶ生徒の数は少しずつ増えているといいます。硬式野球のリーグに所属する中学生のチームもここ数年で増えてきていて、様々な形で野球を楽しめる環境が整いつつあります。
山田さん
「野球を好きになってほしいな。野球をやってみる。野球って結構いいぜっていう。大谷君じゃないけども。野球やろうぜっていうね。そういう人が増えてくれたら、私はうれしいなー」
山田さんは今後も大会を通じて野球の魅力を子どもたちに伝え、チーム同士の交流の場にもしていきたい考えです。