バスケットボールB1秋田ノーザンハピネッツと介護用品などのレンタルを手がける企業が、病気の子どもたちのためにタブレット端末を贈呈しました。タブレット端末の購入に充てられたのはハピネッツのある記録に合わせて積み立てられた基金です。
北嶋記者
「シーズン中の“ある数字”に応じてお金を積み立てて、地域社会貢献活動に役立てようという取り組みなんですが、そのある数字というのが得点につながったパス=アシストです。」
ハピネッツは昨シーズン、1113のアシストを記録しています。地元・秋田へのアシストにもつなげたいと始まったのがアシストファンドです。1アシストにつき「ハピネッツ」の語呂合わせで82円が積み立てられる仕組みです。
この取り組みは医療施設などに介護・福祉用品を貸し出す秋田市の企業=かんきょうからハピネッツに提案があり実現したものです。
病気の子どもを一時的に病院で預かる「病児保育」に役立ててもらうため、積み立てられた基金は子どもたちが使うタブレット端末の購入に充てられました。
きょうは昨シーズンチームで最も多くのアシストを記録した熊谷航選手から秋田市にある中通総合病院の平山雅士副院長にタブレット端末が贈呈されました。
中通総合病院 平山雅士副院長
「お父さんお母さんが子どもたちどうしようかなってときに預けてもらって、安心して働ける環境づくりってのが僕らがアシストできることかなと思います。」
熊谷航選手
「アシストの数を増やして、来年もこの舞台に戻ってこられるように今シーズンもしっかりアシストしたいなというふうに思います。」
アシストファンドは来月5日から開幕する新シーズンでも続けられます。