鹿角市の定例市議会は、一般質問が始まり、関厚市長による職員へのパワハラについて、質問が相次ぎました。関市長は、議員から辞職を求められましたが、「改革を進めたい」として辞職しない考えを改めて示しました。
10日にはじまった市議会の一般質問で、質問した議員4人のうち3人がパワハラ問題について質しました。
金澤大輔議員
「""補助金を受ける事業所は私のところにあいさつに来ないとダメだ"などと私的な理由で長期間にわたり起案文書を決裁しなかったというのは事実でしょうか」
鹿角市 関厚市長
「私の発言につきましては記憶がはっきりしないところもありますが、補助金については常日頃、大規模な事業は各部にまたがり、全体像を把握する必要があることから、直接説明を行うようお願いしているところであります。その際の発言が誤解を与えた可能性があるのではないかと考えております」
今後立ち上げる第三者委員会で事実を明らかにしたいという関市長に対し、議員からは。
金澤大輔議員
「潔く責任をとって辞任していただきたいとお願いするのですが、いかが。」
関市長
「今回の実態調査をしっかりと受け止めまして、職員との意思疎通を図りながら着実に改革を進めていきたいと考えております」
関市長は、このように述べ、改めて辞職しない考えを示しました。
一方、関市長のパワハラの有無を調べる第三者委員会について、舛屋修美副市長は、今月中にも立ち上げたい考えを明らかにしました。結果は、12月までに公表する方針ですが、調査内容が多くなった場合などは遅れる可能性もあるということです。
鹿角市議会の一般質問は、11日までで、パワハラ問題について関市長への追及が続くものとみられます。