県内も実りの秋を迎え今週から各地で稲刈りが本格化しています。秋田市の(取材先の)田んぼではあきたこまちの刈り入れが始まりました。大雨に暑さと厳しい状況の中、農家の努力もあり、今年は一粒一粒が大きくたくさん実ったということです。
朝から日差しが降り注ぎ汗ばむ暑さの中で行われたきょうの稲刈り。
秋田市雄和地区にあるこちらの田んぼは地区の農家と、JAの組合員でつくる会社が共同で管理しています。
この地区では10日、本格的にあきたこまちの刈り入れを始めました。今年も大雨や厳しい暑さに見舞われましたが農家が水の管理や土づくりの改良など丈夫な稲作りを進めました。
そうした努力が“実を結び”、穂には多くの粒がつき、1粒1粒も大きいことから農家も太鼓判を押す出来栄えになりました。
収量も猛暑だった去年と比べると増える見通しで、収穫したコメは乾燥させた後品質検査を経て市場に流通します。
農家
「いや~こう見れば青(コメ)もなくなってきてるし、だいぶよいような感じがするすな。コメの米価も上がるしうれしいところだ。ははは」
芝野農興 鎌田展禎専務
「おいしく食べていただくのが何よりで、やっと秋田の秋が来たかと思ってご賞味いただきたいです。」
消費者も待ちわびる新米のシーズン。きょう刈り取ったあきたこまちの新米は来月の初めごろスーパーの店頭などに並び始めるということです。