県の内陸南部では、7月からサルが度々目撃されていて、今朝は湯沢市に姿を見せました。
出没したのは住宅街で、通学時間帯ということもあり、小・中学校の関係者が対応に追われました。
サルは複数いるとみられていて、湯沢市では人を襲う可能性もあることから、不用意に近づいたりエサを与えたりしないよう注意を呼びかけています。
驚いた男性の視線の先にいる、1匹のサルの映像。
車のボンネットに座り、ライトの辺りを触っています。
車から飛び降りると、何事もなかったかのように、道路を横断していきました。
クラクションを鳴らしても逃げるそぶりもありません。
サルが撮影されたのは、今月7日、湯沢市の南部の横堀地区です。
11日、撮影した男性の元を訪ねました。
湯沢市に住む、赤平悠斗さんです。
赤平さん
「昼ちょっと前に帰ってきたんですけども、茶色い物体が車の上にいるなって。前の日の夕方から家の方にサルが出たっていうような話は聞いていたので、もしかしたらなと思って近付いて行ったら、やっぱりサルがくつろいでいました。10分くらいですね。ここら辺に降りたり木に登ったりして」
さらに、その後を映した車のドライブレコーダーは、威嚇するように車に向かってくるサルの様子をとらえていてました。
赤平さん
「しゃーって言いながら、あんまり人を怖がる様子はなかったです。野生のサルなので、何かしらやっぱりけがとかそういうのが怖かったので」
赤平さんの自宅の周辺では。
近所の人
「小玉スイカのおしいやつを皮だけ白いとこまできれいにむいて食べて行った」
広い範囲で農作物が被害を受けていました。
近所の農家
「今朝も向かって来てよ。爆竹で鳴らしてぼってやった」
目撃情報をたどりながら、赤平さんの自宅から西に3キロほどの横堀地区の中心部に向かうと、住宅街でサルの姿をとらえました。
ちょうど子どもたちが通学している時間帯。
小・中学校の関係者が対応に追われました。
校長
「いま子どもち登校して来ているところなんですが、その民家のところにいまサルがいまして、子どもたちに注意喚起を私たちしたいと思っているんですけども」
そして、サルは住宅街を抜け、大通りに出ると、その後も西に移動を続け、住宅街の外れにある河川敷で姿を消しました。
住宅街に出没しているサルは複数いるとみられていて、湯沢市では、人を襲う可能性もあることから、不用意に近づいたりエサを与えたりしないよう注意を呼びかけています。