今年度末で閉校する小学校の児童たちが力を合わせてひとつの書道作品を完成させました。
閉校に寄せる思いを大切に、豪快に、したためました。
創立150周年、仙北市の白岩小学校です。
来年3月末の閉校を前に、12日、全校児童39人で「書道」の共同制作を行いました。
力を合わせてひとつの書道作品をつくりあげます。
この日、先生役を務めたのは…。
「私たちは大曲高校書道部です。きょうは発表の機会をいただき、ありがとうございます!」
大曲高校書道部は、音楽と書道を掛け合わせた「書道パフォーマンス」で、これまで何度も全国大会に出場してきました。
高校生のアドバイスを受けながら、閉校に寄せた思いを一文字ずつしたためていきます。
保護者や近くに住む人など、約30人が見守る中、作業が進められました。
児童たちは、書写の授業で練習してきましたが、今回使うのはいつもよりも大きな筆です。
中には、初めて筆を手にした児童もいました。
約30分かけて、作品が出来上がりました。
完成した作品には、児童が考えた言葉が盛り込まれ、校章にもなっている「柏の葉」のスタンプで彩られました。
合わせて行われた高校生の書道パフォーマンスにも、白岩小への感謝の思いが込められました。
女子児童
「白岩小の思い出に残るようにと思って書きました」
男子児童
「練習では普通のちっちゃい筆でやったので、きょうでっかい筆でやったので、緊張しました」
ー大きい筆でやってどうだった?
「うまくできました」
心をひとつに思いを込めた作品を完成させた児童たち。
閉校までの残り半年あまりを白岩小で過ごし、来年度からは角館小学校に通います。