サッカーのブラウブリッツ秋田は、クラブが設立されて、14日でちょうど15年です。
節目の日に明治安田J2のホーム戦も行われます。
ブラウブリッツが誕生した年に選手だったのが、いまのクラブの社長、岩瀬浩介さんです。
15年の歩み、未来への思いを聞きました。
2009年の9月14日にクラブが設立されたブラウブリッツ。
15周年の節目の日に行われるホーム戦に向けて、フロントスタッフやボランティアが一体となって会場の準備に追われていました
2012年からブラウブリッツ秋田の社長を務めている、岩瀬浩介さん、43歳。
以前は会場準備も岩瀬さんが先頭に立って指示を出していましたが。
「スタッフの人数も多くなってきたということもそうですし、社員のみんなもよくがんばってくれてるんで、私は社長である私の仕事をやれてるのもこの15年の何か成長の証なのかなという風には感じながら」
2009年、当時JFL・日本サッカーリーグに所属していたTDKサッカーの廃部に伴い、Jリーグを目指すクラブとして誕生した、ブラウブリッツ秋田。
新たに動き出したチームの中で、岩瀬さんはDFとしてピッチで躍動していました。
2010年 当時29歳
「悪い流れの時に要所要所どこが悪いか的確に自分の中で判断してそれを指示して修正する」
「1対0の美学というかその辺に快感といいますか、そういうものを覚えてまして」
さらに、現役の選手でありながら、練習のあと、チームのためにと広報・営業活動をしていました。
茨城県出身の岩瀬さん。
小学6年生の時に開幕したJリーグで、地元の鹿島アントラーズが地域を元気にする姿に魅了されました。
ブラウブリッツも「秋田を盛り上げる存在に」。
そんな思いで走り続けた15年、14日は、これまでの歩みを示す記念品なども展示されます。
「これ優勝した時ですよね、2017年。遊馬が来てたの覚えてますね。やっぱり着る(見る)と選手の顔が浮かびますね」」
2017年は、J2ライセンスがないままJ3で優勝し、昇格を果たせませんでした。
「すごく感動的な試合が多かったシーズンでもあったかなと思うんですよ、ロスタイムに(同点)だとか。優勝しても上がれない、という状況の中で、優勝を諦めずにその結果を残してくれた選手たちって、本当すごいなと思うんですね。ライセンスを取得するためにもだとか、秋田のためにもって思いで戦ってくれたシーズンなのかなって」
「秋田にJリーグクラブができるってことを本当にイメージできた人がどれくらいいたのかなって、いうのはありますけど、でもそれを信じて情熱を持って取り組んできたからこその、こうして今おかげさまで4シーズン、J2でいられて戦えてるので」
「目指すはJ1というところだけなので、環境もおかげさまで整ってはきてますし、着々と力はつけてきてます。次のステージに向けてチャレンジしていくだけかなと思いますね」
14日のブラウブリッツ15周年記念マッチは、限定ユニホームで、ジェフユナイテッド千葉と対戦します。