秋田市出身のお笑い芸人、ハナコの岡部大さんが、母校の創立150年を祝うため、かつての学び舎をサプライズで訪れ、子どもたちと交流しました。
岡部さんは、後輩たちに、小学校での思い出やお笑い芸人になる夢をかなえた思いを話しました。
秋田市の郊外にたつ、四ツ小屋小学校です。
明治8年・1875年に開校し、これまで7000人あまりの児童が学んできました。
今年は創立150年を記念し、全校をあげて様々な催しを開いています。
17日はその一環で、四ツ小屋小学校の“大先輩”お笑いトリオ・ハナコの岡部大さんに贈るメッセージビデオを撮影しました。
「ちょっと練習してみたいと思います。いいですか。まず拍手の練習してみましょう、拍手!」
「岡部さ~ん!」
いよいよ撮影本番、と思いきや。
「せ~の」
「岡部さ~ん!」
岡部さん
「は~~~い!」
「もう1回いく?せ~の」
「「岡部さ~~~~ん!」
岡部
「は~~~~~い!こんにちは!」
子どもたちの呼びかけに岡部さん本人が登場。
子どもたちには内緒で招かれていました。
母校を訪れるため、約半年前からスケジュールを調整し、仕事の合間を縫って駆け付けた岡部さん。
児童
「岡部さんの四ツ小屋小学校での一番の思い出は何ですか?」
岡部さん
「この体育館で小学校4年生の時にバスケットを始めて、バスケを本当に大好きで頑張ってたんで、この体育館がもしかしたら一番思い出深いかもしれないですね」
児童
「将来の夢はまだ決まっていません。岡部さんはどうしてお笑い芸人になろうと思ったのですか?」
岡部さん
「友達がお笑いやろうよって誘ってくれて、そいつが2回誘ってくれたので、僕はお笑い芸人になる道を歩んだというか。割と自分でもなんかそこまで踏ん切りつかないタイプだったんですけど、その友達がいてくれたおかげで、そうですね、今こうやってすごい自分が好きだなって道に進めてて」
児童「家族や周りの人にお笑い芸人になると言った時にどんな反応でしたか?」
岡部さん
「やっぱりお父さんとお母さんはめちゃくちゃ反対しましたね。そこはでも反対されたけども、僕は、そこはやりたいなと本当に思ってたんで、頑張りましたそこは、はい」
児童
「ありがとうございました。僕も勇気を持って友達や周りの人に伝えてみたいと思いました」
岡部さんは、お笑い芸人として母校を訪問するのは初めてです。
かつての学び舎で子どもたちと一緒に校歌も歌いました。
岡部さん
「の~びゆく四ツ小屋、小学校♪うれし~い!」
岡部さん
「アットホームだというか、みんな友達ののびのびとなってる感じが本当そのまんまで、その空気感で、なんかうれしかったですね」
「いろんな小学校が合併とかしてる中、ちゃんと150周年迎えられたってことが本当にうれしいですし、なんかこのまましっかり残っていってほしいなって思いますね」
児童
「昔のことも結構覚えてるんだなって」
「やっぱり四ツ小屋の生徒(先輩)なんだなって」
「テレビで見るよりもとても明るい優しそうな先輩でした」
「ほかの学校と比べて、私たちのあんまり大きい学校ではないけど、自然とかいろんないいところがあるから、みんなで大切にして、160周年170周年も祝えるようにしていきたいです」
岡部さんからたくさんのことを学んだ子どもたち。
先輩から後輩へと学校の歴史が受け継がれていきます。