秋田市の料亭で、新米を使ったきりたんぽづくりが始まりました。
今年の新米は上々の出来栄えで、きりたんぽづくりにも適しているということです。
秋田市大町の料亭濱乃家で18日に始まった、新米を使ったきりたんぽづくり。
使うのは、秋田市の雄和地区で刈りとられたばかりのササニシキです。
あきたこまちよりも粒の食感が残りやすいといいます。
濱乃家は、創業者が90年ほど前にきりたんぽ発祥の地とされる鹿角市で教わった、昔ながらの作り方を続けています。
1本につき1合のコメを使い、手に塩水をつけながら串に巻いていきます。
焼いた時に塩が固まり、煮崩れしにくいきりたんぽに仕上がるということです。
竹島仁子さん
「今年はすごい滑りが良くて、この通り滑りが良くて、あ、今年はいいおコメなんだなっていうのを実感いたします」
「秋の味覚がぎゅっと詰まった新米のきりたんぽです。今しかないこの味をぜひ味わっていただきたいと思っております」
濱乃家は、店で提供する分と注文の分を合わせて1日800本ほど、年末にかけて約9万食分のきりたんぽを作ります。