サッカー明治安田J2・ブラウブリッツ秋田が将来的にJ1でプレーするための参加資格=クラブライセンスが再び交付されることになりました。ただ今回も、本来満たすべき条件をクリアできていない、特例措置での交付であるため、条件の一つである新たなスタジアムの建設計画の進捗状況の報告が求められました。
ブラウブリッツ秋田は、2018年から、J2に参加するためのライセンスを取得し、2021年からは、J1ライセンスを取得しています。今回交付されるライセンスは、来年開催される次のシーズンに適用されるものです。
将来的にJ1でもプレーできる資格があることで、クラブとしては、所属選手のモチベーション向上や、選手を獲得する際のアピールポイントにつながります。
ブラウブリッツにJ1のクラブライセンスが交付されるのはこれで4年連続となりますが、今回も、本来満たすべき条件をクリアできていない、特例措置での交付です。
その条件の1つが、スタジアムの観客席に十分な大きさの屋根があることです。ブラウブリッツは、引き続き、抜本的な改善に向け新たなスタジアムの建設計画の進捗状況や実現性を、Jリーグ側に報告することが求められました。
J1ライセンスをめぐっては、今年7月、秋田を訪れたJリーグの関係者が交付されない可能性があるとの見解を示していました。ただ、二転三転していた新たなスタジアムの建設候補地は八橋地区が確実に。さらに建設を始める時期も当初予定していた2030年より早くなる可能性があるため、今回はそうした議論の動向も、ライセンス交付の判断に影響したとみられます。