秋田市の認定こども園で、火災が発生した想定で避難訓練が行われました。
地域の女性消防団員が講師を務めた火災を防ぐための教室も開かれ、園児たちが防火への意識を高めました。
秋田市にある幼保連携型の認定こども園、土崎幼稚園で行われた避難訓練には、0歳から5歳までの園児約70人が参加しました。
1階のボイラー室から火が出た想定で、2階にいた園児たちは、非常階段を使って園庭まで避難する流れを確認しました。
避難訓練のあとは、年長の園児17人を対象に、防火教室も開かれました。
講師を務めたのは、土崎北分団に所属する木村綾子さんと関口美沙さんです。
木村さんは、秋田市の初代女性消防団員として、約18年間活動を続けています。
「火がついているところをね、これ以上空気を吸えないように地面に押し付けます。それからロール、ゴロゴロ転がります」
「お顔をやけどしないようにお手てでしっかり顔をガードします。そしてゴロゴロゴロゴロ転がると…火が消えてくれます」
園児たちは、万が一、体に火がついてしまったときの対処法を学びました。
「火がついているところをしっかり床につけて、ゴロゴロゴロゴロ…お、みんな上手上手」
さらに、煙を吸わないように逃げる姿勢や、火災報知器の役割についても学びました。
ー煙を吸わないように逃げるには?
「口にやって下から逃げる」
ー自分に火がついたらどうする?
「ゴロゴロする」
ーもし火事あったらできそう?
「うん」
木村綾子さん
「煙を吸うと体が動かなくなってしまったりするので、まず煙を吸わないように、しっかりこう自分の呼吸を確保しながら避難するというところが大事だと思います」
園児たちは、女性消防団員と交流しながら、防火への意識を高めていました。