9月21日は、国連が定める「国際平和デー」です。
これに合わせて、名古屋の団体が、全国の高校生と書道家に呼びかけ、各地で平和のメッセージを書きあげています。
秋田市では、御所野学院高校の書道部と書道家が、平和の願いを込めて揮毫しました。
明治時代の戊辰戦争からの戦没者がまつられている、秋田市の護国神社です。
今年も、御所野学院高校の書道部が、平和のメッセージの揮毫に参加しました。
また、今回は、首都圏で活動する秋田市出身の書道家・武田早紀さんも加わって文字を書き上げました。
これは、聖徳太子の「和」の精神を広めている名古屋の団体「和プロジェクトTAISHI」の取り組みです。
各都道府県の高校の書道部と書道家が、平和へのメッセージを書き上げ、それぞれの護国神社に奉納します。
武田さんは、相手の立場を思いやるという意味を込め「想」という一文字を書き上げました。
御所野学院高校の書道部は、それぞれが違ってよいという意味が込められたSMAPのヒット曲「世界に一つだけの花」の歌詞を記しました。
互いを認め合い、違いがあって当たり前という意味も込めて、中央に「桜梅桃李」の文字を加えて仕上げました。
小野寺由絆 部長
「世界で、紛争や戦争が起きているところもあるとニュースでやっているので、そういうのがなくなるのがやっぱり一番、平和になってほしいなってお思います」
武田早紀さん
「世界のことは自分に関わる事でありながらもなかなか身近に考えられないところがあるので、まずは自分の身の回りから一人ひとりが意識を持っていくことが必要だと考えます」
26日に書かれたメッセージは、護国神社に奉納されました。
この取り組みは、全国で来月上旬まで行われます。