先月8月、1000万円以上の負債を抱えた県内企業の倒産は3件でした。
民間の調査会社・東京商工リサーチによりますと、先月、1000万円以上の負債を抱えた県内企業の倒産は3件で、負債総額は2億4500万円でした。
いずれも創業から20年以上経っていて、県内では資金繰りの悪化や後継者不足を理由に、企業歴の長い会社の倒産が続いているということです。
今後の見通しについて、東京商工リサーチは「コロナ禍で実施されたゼロゼロ融資の返済が要因の倒産の件数は落ち着いてきている。しかし利上げが影響して、資金調達が厳しくなっているケースや、人手不足、それに価格転嫁をなかなか進められないなど様々な課題を抱えた企業が多く、倒産件数は増えていく可能性が高い」と分析しています。