家電製品などのリサイクル処理を手がける大館市の会社が、来月、新たな工場を稼働させます。
冷蔵庫のリサイクルに特化した工場で、処理できる資源の量が増えて、廃棄物の削減などが期待できるということです。
本社がある大館市花岡町に新たな工場をつくったのは、製錬事業などを行っているDOWAホールディングスのグループ会社、「エコリサイクル」です。
「エコリサイクル」は、冷蔵庫や洗濯機などの家電製品のリサイクル処理を主に手がけています。
新たな工場は、冷蔵庫のリサイクルに特化していて、稼働したあとは、既存の施設と合わせた家電全体の処理能力が2倍近くになります。
冷蔵庫には、断熱材としてウレタンが使われています。
ウレタンはリサイクルできずに廃棄されますが、これまでは選別が難しく、再利用できるプラスチックも一定の量が一緒に処分されていました。
新工場では、新たな機械を導入するなどしたことで、ウレタンを選別する能力が上がります。
リサイクルできるプラスチックの量が増え、廃棄物の削減などが期待できるということです。
エコリサイクル 梶原史洋 代表取締役常務
「資源循環の仕事をたくさんやっていくということで、それがですね、環境・社会のためになるというふうに自負していますので、それをどんどんビジネス的にも広げてがんばっていこうと、そういうふうなところでございます」
「エコリサイクル」の新工場は、来月1日から稼働します。