大学の卒業資格を持って警察官を志した20人が、27日、県警察学校の卒業式に臨みました。
早速各警察署に配属され、現場での経験を積み重ねます。
卒業式に臨んだのは、今年4月に警察官として採用された、県外出身者5人を含む20人です。
大学の卒業資格を持って警察官を志し、警察学校に入学後は半年間、法律の勉強のほか、体力向上など厳しい訓練にも励んできました。
27日は、これまで支えてくれた家族や教官に見守られながら、一人ひとり卒業証書を受け取りました。
山本哲也 県警察本部長
「これからの警察官人生において、県民に寄り添い、県民とともに、県民のために尽くすということを忘れずに続けてください。それができれば、時に訪れる困難も皆さんは乗り越えていけるはずですし、より良い秋田県警察を築いていくことができるはずです」
卒業生を代表して、菊地陽介巡査が答辞を述べました。
菊地陽介 巡査
「いつまでも変わらない、心通った同期生との絆を大切に、警察学校の校訓のひとつである不撓不屈の精神でどんな困難にも立ち向かっていきます」
20人は、27日付けで県内8つの警察署に配属され、約3か月間、先輩の指導を受けながら現場での経験を積み重ねます。
秋田東警察署配置 熊谷明梨 巡査
「やっとこの日を迎えられて、すごくうれしい気持ちと、仲間と別れるのが悲しいなぁっていう気持ちがあります」
秋田東警察署配置 新山光 巡査
「幼いころから父の背中にあこがれて兄2人も警察官を目指していたので、私もそのような舞台にきょう一緒に立てたのかなと思って、うれしく思っております」
「23年間育ってきた町ですので、そういう地域の方々に恩返しできるような形で仕事に取り組んでいきたいと思っております」
決意を新たに、新人警察官20人は、県民の安全と安心を守る第一線へと歩み始めました。