センバツ甲子園につながる高校野球・秋の県大会は、29日、決勝が行われ、秋田商業が能代松陽を大差で破り、19年ぶりに秋の頂点に立ちました。
両校とともに東北大会に進む第3代表は、大曲工業に決まりました。
決勝は、夏の大会で準優勝した秋田商業と、秋の大会で2年ぶり8回目の優勝を目指す能代松陽の対戦です。
試合が動いたのは、3回表でした。
秋田商業は、フォアボールやヒットでノーアウト満塁のチャンスを作ります。
続くバッターは、3番金野。
センター前へのタイムリーで1点を先制します。
秋田商業はこの回、打者一巡の猛攻で一挙6点を奪い、能代松陽を突き放します。
秋田商業は、その後も得点を重ね、8回表までに19点を奪います。
追う能代松陽は8回裏、ヒットとデッドボールで1アウト1塁2塁のチャンスを作り、打席には2番工藤淳之助。
タイムリーでようやく1点を返します。
3番奈良、4番キャプテンの菊地も続いて、この回4得点。
しかし反撃及ばず。
9回表にさらに4点を奪った秋田商業が、19年ぶり17回目の優勝を果たしました。
菅原煌 主将
「全員が低い打球を意識して打てたのが良かったと思います」
「僕たちは東北大会優勝という目標を掲げているので、一戦一戦、一戦必勝で頑張りたいと思います」
また、決勝に先立ち、第3代表決定戦も行われ、大曲工業と本荘が顔を合わせました。
3回裏に3点、8回裏に2点をとった大曲工業が本荘に完封勝ちして、3年ぶりの東北大会出場を決めています。
春のセンバツ甲子園につながる東北大会は、来月12日、福島県で開幕します。