10月1日、値上げなどの動きもあれば新たに始まるサービスも。そして学生を対象にした企業の正式な採用内定の解禁日でもあります。各地で内定式が行われ、北都銀行では、学生たちに内定通知書が手渡されました。
半年後に始まる新社会人生活を前に決意を新たにする学生たち。
北都銀行の内定式には来年4月に入行を予定する9人が出席しました。
慢性的な人手不足などを背景に、県内でも学生優位の「売り手市場」が続いています。就職情報会社の調査によりますと、先月1日時点の就職内定率は94.2%。この5年間、増加が続いていて、全国的に人材獲得競争は激しさを増しています。
北都銀行では伊藤新(あらた)頭取自ら内定通知書を手渡しました。
北都銀行 伊藤新頭取
「地域の創生に貢献していけるということは非常にやりがいのある仕事だと思っております。意義深いことであります。銀行の仕事の本質はお客様の相談に乗ること、お客様に寄り添うこと。様々な経験を積みながらスキルをアップしなければいけません。」
行員として秋田の地域経済を担うことになる学生たち。
髙橋真麗香さん
「秋田を発展させていく務めが銀行にはあると思います。秋田のために何ができるだろうと常に考え、秋田をよりよくしたいという思いを行動で示す行員になりたいです。」
人材獲得に向け競争力を高めようと北都銀行では今年度から初任給を引き上げました。県などによりますと同様の動きは県内企業に広がっています。採用意欲の高い企業が増える中、期待に応えようと学生たちが活躍を誓い合いました。