収穫の最盛期を迎えているイチジクは、県内産の9割ほどがにかほ市でとれています。
今年は例年通り甘く品質の良い仕上がりになっているということです。
にかほ市の山あいにある大竹地区は、日本海からの潮風の影響を受けず、また、「甘さに必要な寒暖差」を生む適度な標高にあることから、イチジクの栽培が盛んに行われています。
県内産の約9割が大竹地区でとれるイチジクです。
1950年代後半から始まったという栽培。
いまは約40戸の農家が取り組んでいます。
収穫の最盛期を迎えていて、30年あまりにわたってイチジクを栽培する須藤実さんも朝早くから収穫に汗を流していました。
長年の経験をもとに、熟れているかどうかを一目で判断し、素早く収穫していきます。
1日で多い時には200キロほどが収穫できるということです。
甘くやわらかい果肉にプチプチとした種の食感が特徴的なイチジク。
今年は、例年通り甘く品質の良い仕上がりになっているということです。
須藤実さん
「前は、若いころはあまり食べなかったですけど、最近は甘露煮、ご飯のあと食べてから、お茶を飲みながら食べるのが本当最高ですね」
とれたイチジクは、地元の直売所で販売されるほか、甘露煮などの加工品は県内の道の駅などで購入することができます。
収穫は今月いっぱい続く見込みです。