4車線化の事業が進められている秋田自動車道の大曲ICから岩手の北上西ICの間の工事現場が報道機関に公開されました。
秋田と岩手の県境を結ぶ高速道路の4車線化で、物流と観光の利便性の向上に加え、渋滞の緩和や除雪作業時などの通行規制の減少が期待されています。
NEXCO東日本は、秋田自動車道の大曲ICから岩手の北上西ICの間の43キロの区間で、総事業費約2090億円をかけて、4車線化の事業を進めています。
3日は、去年12月に着手した山内PAと岩手の湯田ICの間の山内トンネルの工事現場が報道機関に公開されました。
これまで約700メートル掘り進んだトンネルでの作業には、全長21.6メートル、総重量105トンの巨大な掘削機械が使われています。
先端に突起のついたドリルを回転させながら岩盤を削り、1日に5メートルから7メートルほど掘り進んでいるということです。
山内トンネルは全長2438メートルで、完成すれば秋田自動車道の県内区間で最も長いトンネルになります。
NEXCO東日本 横手東工事区 平野務 工事長
「日本有数の豪雪地帯になります。その秋田道を4車線化できることによって、災害だとか大雪に強い高速空間を提供できると思っております」
秋田と岩手の県境を結ぶ高速道路の4車線化に伴い、物流と観光の利便性の向上に加え、渋滞の緩和や除雪作業時などの通行規制の減少が期待されています。
山内トンネルの利用開始は、5年後の2029年が予定されています。